ビッグイシューはホームレスの人々にモノやおカネではなく「チャンス」を提供する事業です。『ビッグイシュー日本版』という質の高い雑誌をつくり、ホームレス状態にある人の独占販売とすることで、「ホームレスの人しかできない仕事」をつくっています。
1991年にロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊しました。しくみは、『ビッグイシュー日本版』をホームレスである販売者が街頭で販売します。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。最初10冊は無料で提供し、その売り上げ(3,500円)を元手に、1冊170円で仕入れていただきます。
社会問題の当事者になった人がその問題解決の担い手になって初めて、その社会問題は解決されると私たちは考えています。販売者となった人たちは私たちのビジネスパートナー。このような考えで、私たちは日本を居心地のいい、チャンス「豊かな」社会に、そして安心して生きられる社会に変えたいと思っています。
街角でビッグイシュー販売者を見かけたら、ぜひお声をかけてみてください。
『ビッグイシュー基金』とは、有限会社ビッグイシュー日本を母体に設立された非営利団体です。ビッグイシュー日本版創刊から約4年後の2007年に設立されました。ビッグイシュー日本の活動を通して、ホームレスの人々の自立には、就業を含めた総合的なサポートが必要であると考えたからです。
2008年4月にNPO法人の認証を、2011年には国税局から認定を受けました。これによりNPOビッグイシュー基金への寄付は税控除が受けられるようになりました。 貧困問題という大きな氷山の頂点ともいえるホームレス問題の解決から取り組むことで、ビッグイシュー基金は、「失敗しても何度でも再チャレンジできる」「誰もに居場所と出番がある」社会の形成を目標として活動しています。
生活自立、就業、文化・スポーツ活動などの多面的なサポート事業を行うほか、生きやすい社会をととのえるため、ホームレス問題解決のネットワークづくりや政策提言活動や市民が活動に参加する機会の提供などを行っています。
ホームレス問題は、今、あなたのすぐ隣で起きている出来事です。そして、ホームレスという人種はどこにもいません。ホームレス状態におかれている人がいるだけなのです。
まず、路上で暮らす「人生をあきらめない」人たちの声に、耳を傾けてみてください。そして、生きやすい社会をつくるために、一人ひとりができることを一緒に考えてみませんか?
―つながりの中で生きるために―
経済的に貧しく人間関係においても孤立している…。 人間関係の貧困を象徴する「アパートに入居したくても連帯保証人がいない」という問題は、ホームレス状態からの自立を妨げる大きな要因です。 〈もやい〉では、アパート入居に際し連帯保証人を引き受けると共に、共通の課題を抱える当事者同士の交流を通じて、社会的な孤立状態の解消を目指しています。人間関係を新しく紡ぎ、安心して地域社会での生活を築き、「困った時はお互い様」と言えるつながりを作るための活動を行っています。「自立」とは、ひとりで生きることではなく、つながりの中で生きること…それが私たちの活動指針であり、理念です。
【活動内容】
※資金カンパを随時受け付けております。クレジットカードのご利用も可能になりました。詳しくはホームページをご覧下さい。
ひとさじの会は、2009年4月7日に浄土宗僧侶が設立したお念仏の信仰をもって社会的弱者の支援を行う団体です。浄土宗がかつて「社会事業宗」と呼ばれていたことにちなみ、「慈」の字を入れて正式名称を「社会慈業委員会」とし、法然上人の伝記にある、上人が重湯を路上の病人に一さじずつ口元に運ぶ姿に学び、会の通称を「ひとさじの会」と命名しました。
【活動内容】
※ひとさじの会では、自分たちでご飯を炊いて、ひとつひとつ丁寧におむすびをつくってお配りし、より多くの人とのご縁を「むすんで」いきたいと考えています。この活動にボランティアとして一緒に活動していただける方、ぜひご連絡ください。よろしくお願い申し上げます。
2003年にオリジナル・ハイブリッド・フットウェア、バッグ、ソックスのメーカーとして設立。米国オレゴン州・ポートランドに本拠を置き、アウトドアを楽しむ方たちに向けた革新的な商品を提供しています。
KEENでは、仕事、娯楽、そして社会に貢献することに時間を割き、多彩な生活を送るライフスタイルを「HybridLife」と呼び、このコンセプトを大切にしています。
「HybridLife」とは、商品やビジネスを通じて解決策を創り出し(CREATE)、アウトドアを楽しむためのシューズをはじめとした、様々なプロダクトをデザインし(PLAY)、そしてお互いを気遣い、私達の周りに広がる世界を気遣う(CARE)という約束です。
KEENは、世界中の非営利団体NPOやさまざまな組織のパートナーとなり、理想を現実へ変える手助けをしています。KEEN は遠くから望むのではなく、パートナーのそばに寄り添い、理想を現実にするために積極的な活動をしています。